お知らせ

2023年2月27日

お子様へのお薬の飲ませ方

小さなお子様に薬を飲ませることは、保護者の方にとって簡単な事ではありません。
7歳未満のお子様で、医師の指示通り服薬できているのは全体の55%と言われています。
年齢別の飲ませ方、ワンポイントアドバイスをご紹介いたします。

比較的素直に飲んでくれる 新生児~乳児
 手を固定しスポイトを使って横抱きで少しずつ飲ませる。
 縦抱きだと口の中から薬を出し易い。
 又は水を少量加えてペースト状にし、頬の内側に塗る。

味覚が発達し自我が芽生え、ひどく嫌がることが多い 1歳前後~3歳
 少量ずつ少量ずつ食品と混ぜて飲ませる。
 少しでも飲めたら褒める、食前やおやつ前に飲ませてみる、服用後は嫌な味が残らない
 ように十分な飲み物を与える。
 ※混ぜると苦みが出てしまう食品もあるので、都度、薬剤師に相談しましょう。

納得すれば我慢して飲める 4歳以上
 水で服用する「おとなのみ」で自信と達成感を持たせる。
 女児なら3歳半(女児の方が精神の発達が若干早いようです)男児なら4歳以上になると
 大人と同じように水だけで粉薬を服用出来るようになる。
 少し水を含ませ(お口に大きな池を作る)喉の奥はむせてしまうので、下顎の前歯の裏側
 に入れる。

5歳になったら錠剤にチャレンジ!
 水で飲みこめない時は食事と一緒に飲み込む、プリン・ゼリーなど半固形状の食品を利用
 する
 以上、いかがでしたか?
 薬剤師はいつでもご相談をお受けしています。
 お子様を励ましながら、時には大いに褒め、自信を持つことをみんなでサポートしていき
 ましょう。

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