お知らせ

2024年2月29日

staff message ~残薬のお話~

今回は、あさひ薬局比々多店スタッフよりメッセージが届きました。

先日、当薬局の患者様のご家族から「実家の片付けで出て来たお薬を処分して欲しい」との依頼があり、薬を持参して頂きました。
画像はお持ち頂いた薬の一部ですが、実際は想像を遥かに越える量で、かなり古い物は色、形状が変化した物もあり、廃棄の為の仕分けにも苦戦しました。
残薬が発生する主な理由としては
 ・飲み忘れや量、回数の間違え
 ・自己判断での服薬中止
 ・服用時間が生活に合っていない
などが多く、これらは患者さん側から医師や薬剤師に相談しづらいという状況もあるようです。
昨今、医療費のひっ迫が社会問題になっており、厚労省の資料によると年間500億円分の残薬が発生しているとも言われています。
飲むべき薬を飲んでいないと、患者様の健康状態にも影響します。この日大量の残薬を目の当たりにし、薬局として服薬状況の把握の必要性・重要性を改めて感じました。

薬局では残薬のご相談にも対応しております。場合によっては次回からの薬の量の調節も行います。大量処分になる前にぜひご相談ください。

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